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中国滞在記

4日目 本格的にスタート

どうもロッシーです。

昨日まではバッタバタして気分的にも落ち着いてなかったですが、

今泊まってるホテルに11連泊することになったと決まってからはようやく気分が落ち着いて来た気がしましたね。

この3日間はある程度の慣らし期間としてやっぱり必要やったと思いました。

 

今日からは社長の助けもなく一人ですべて行動でございます。

目的地までは徒歩20分くらいの距離です。毎日通うところでございますので、

それくらいの距離感の方がいろんなところを見て回れると思ってのあえての選択です。

これが成功でしたね。

朝の出勤風景。僕も溶け込み一緒に出勤。出勤風景は日本と同じでどことなく慌ただしい雰囲気ですね。

 

「お、小籠包屋さん」と言う感じに行きたい店をチェック

 

ここも良さそう。ワンタン屋さん。

 

なに屋かわからんけど「小吃」と書いてますが、まー簡単に言うなればおやつみたいな響きで、

簡単にちょろっと小腹を満たすようなものが置いてて、僕が気をひかれる単語なのであります。

はいチェック。

 

みんな大好き臭豆腐屋さん。

 

お、人だかり。なんやろ?

 

各種お肉を売ってる焼き物屋さんでした。これも後で買って帰ろ。

っていう具合に歩く楽しみがあるのはとても大きいし、自由に食べて勉強できるのが重要ですので、

↑ここから昨日のうちに移動したのは大正解でした。

 

そして目的地に到着。

いわば中国版辻調理師専門学校ですね。

もともと僕の好きなお店でお手伝いしながら教えを請うことになってたのですが、

営業中だと教えられないので、ここの点心師は間違いないからここに行ってこいと紹介されたのです。

これも大正解でした。本来なら僕みたいな短期は入れないのですが、その店の紹介で特別に入れてもらいました。

って中国人はゆーんですけどね、中国人は皆あるものを渡すとスッと入れてくれますよね。便利ですよねあるものって。

 

受付で簡単な手続きと思ったら契約書とかまで出てきて、結構厳重な注意書きが書いてて、これは隅々まで読まないとやられると思って慎重に読んだ上でサイン。

システムとしては、なんでも作れる先生が毎日9時から17時まで居るから好きな時に来て好きなだけ教えてもらって、先生がもうお前は大丈夫だと判断したら卒業になるシステムみたいです。ざっくばらんすぎるわ。

でも僕にとっては超好都合。毎日9時から17時まで居てやろうと思いましたね。

ちなみにここの料金体系は僕からしてもとても高いのに、現地の方からしたらむちゃくちゃ高いと思います。

ここで余談ですが、実は中国では料理人の地位がとても低いのです。それは日本でも同じかも知れませんが、中国の場合は給料に顕著に出ます。マッサージと料理人は誰でもできる商売、と言う位置付けだからです。

なのでこう言う学校にしては料金がとっても高く、本気で独立を志してる人しか来ないそうです。

ちなみに国家資格である一級点心師などの資格を取ると給料と地位は一気に上がります。

 

こんな感じ。一応調理器具は一通り揃ってます。伝統的な炭焼き釜までありました。ナンを焼く釜みたいなやつですね。

 

中華と言えばの高火力コンロ。振りたい!チャーハン作りたい!

 

油でベッタベタでしたけど焼小籠包を焼く鍋ですね。

ちなみに焼小籠包は中国語では「生煎」と呼びます。焼小籠包は日本語になりますね。

単純に蒸す用に作った小籠包を焼けばいいのではありません、皮から作り方が全く異なります。

焼き餃子と水餃子が全く違うのと同じっすね。

 

中国でよくみる羊串を焼く台ですね。台からクミンの香りがしました。

 

受付を済ませて二階に上がると、先生が居て、自己紹介もなくいきなり粉を練りだしました。

「まずやるから黙って見とけ」と言わんばかりです。

ひと昔前の僕なら多分圧倒されて黙って見てただけやったと思うのですが、今はもうなりふり構ってられないので、

これは何粉だ、これは何だ、どれくらいするのだ、お前の名前は何だ、撮るぞ、写真を撮るぞ?などと聞きまくりました。

すると意外と親切に色々ちゃんと教えてくれました。当たり前やと思うかもしれませんが、

こっちの人ってお金払ってるのにちゃんとしない人が多いのが当たり前ですので、ホッとしました。

皮を寝かしてる時間もありますので、その間に色々話して打ち解けました。

周りの生徒さんたちも日本人がこんなローカルなところに来るのが珍しいのか皆手を止めて話をしに来てくれて、すごく和やかな雰囲気になりました。

その時に「ここや!」と思って撮った1枚。みんな一瞬で照れて顔を背ける。笑

手前の黒の兄ちゃんは21歳で吉林省からここの噂を聞きつけ焼小籠包を習いに来た寡黙な男前の青年。

吉林省にはまだ焼小籠包屋が少ないらしく一年発起して1ヶ月だけ習いに来てた。

なんせ宿代がかかるからそれ以上滞在できないらしい。

奥の青のババァは一番うるさいくせに写真になったら逃げる雲南省から麺料理を習いに来てたババァ。

この時は好きやったけど後々日本の悪口を散々言われたから嫌いになりました。明日から無視しようと思ってます。

 

ブログに載せるからこっち向けよぅ~と言って無理やり撮った一枚。

一級点心師の劉先生。若干31歳で一級点心師。子供の頃からずっと主に粉の料理を作ってたらしい。

やめろやぁ~って言いながら僕の写真を勝手にWechatに「日本から来た生徒」ってのであげてたくせに。

わろてるけどバシバシ「違う!」と言って作業してる手を叩いてくる先生。

特技は包み終わった小籠包でお手玉。

 

先生曰く「小籠包で一番難しいのは包むこと。これにまず2ヶ月かかります」と最初にビシッと言われてほんまに焦りました。

形がとにかく大事らしく、形の悪いのは見た目で売れないみたいです。

なので初日の今日は17時までひたすら包んでました。

「開始3時間でその人ができるかどうかが判明する」そうです。

 

必死になってやっているうちに、隣のコンロゾーンからええ匂いがしてきて、

「おい!昼だぞ、ラーメンでも食え!」とお昼のお誘い。

 

先ほどの青色雲南ババァが実習で作ったラーメンを頂けることに。

手作りの麺だそう。

出汁は鶏ガラの上湯。おもくそ水道の水つこてたけど大丈夫かな~とむっちゃ不安なってたのですが、

もうどうにでもなれと食いました。あいやーうまいわ~あっさりやわーこんなんめっちゃ好きやわ~。

これにパイクーも載せてくれてパイコー麺になりました。写真撮り忘れ。

 

みんなでワイワイ話ししながらお昼。むちゃくちゃアットホーム。なんなん、めっちゃ楽しいやん。って思いました。

食べ終わって1階ロビーへタバコを吸いに。

 

ガンガンにテイラースイフトを聞いていた受付の楊小姐。

優しい人でコーヒー飲むか?とあったかいコーヒー入れてくれた。

そんな楊小姐もパイコー麺を食べる。

 

午後からはノンストップでとにかくひたすら包む。手をバッシバシされながら包んでは伸ばして、包んでは伸ばしての繰り返し。吉林省の黒い少年が全く休まないもんやからおじさんも負けじと休まず包む包む。

 

最初はこんなでしたが、17時を迎える頃には、

はい!劉先生の教えもあって一発合格!包み部門1日でクリア!

神童ですよ。劉先生もビビりまくってましたね。

てかこの一枚前の写真も初めてにしてはめちゃくちゃうまいって褒められまくってて、

三日目の黒い少年もそれが悔しくて必死になってたんですけど、違うんですよ。

僕日本でむちゃくちゃ独学してたんですよ。あとはコツを先生に聞いてはいこの通り。

でもまだスピードは全然先生の足元にも及ばないので繰り返し練習っすね。

 

そんなこんなで初日終了。外は雨ざーざー。

ボロボロの傘を借りて一人で帰路へ。帰り道に何くおーかなーって感じです。

繁華街をぶらぶら。

 

フラミンゴ発見。

 

フォトジェニックな街並み。フォトジェニックばっか考えてる。

 

小籠包屋発見。早速リサーチ。

もう見ただけで美味しくないやろうなとわかってしまう。

案の定ですね。ふっつーでしたわ。

 

台湾系の料理のお店へ。実はここは劉先生の教え子が最近オープンしたお店。

劉先生からの情報で行きたかったのです。

 

今風?なお洒落な店内。

 

まずは、

■豆腐花

豆腐なんですけどにがりは使いません。全くべつのものを使って固めます。鉛やったかな、何て呼ぶんやったか忘れましたけど、

もちろんあの鉛でもなく、鉛やったかどうかも忘れて、でも一瞬そんなんで固めるの?ってので固めます。

これも甘くしたり、塩系の味にしたりお好みで食べます。トゥルントゥルンで美味。

甘いのはデザートで、塩系の味は朝ごはんでよく食べられてます。

 

■焼餅(シャオピン)

小麦で作った生地を焼いて中に具材を挟むサンドイッチみたいな台湾で人気の1品。

昨日紹介した葱油餅と同じような感じの餅(ピン)です。

具材はベーコンレタス玉子でした。

かる~い感じでこれも美味しかったです。もうちょい具材欲しいなー。

 

お腹もいっぱいになって18時過ぎには帰ホテル。

なんとこのホテルにはランドリーサービスがなく、そろそろ洗濯せな明日のパンツもない状態に。

これ書いて、洗濯して健康的に早く寝ます。

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